メイ
アメリカで大量のマイルやポイントを貯めるためにかかせないクレジットカードの発行ですが、発行する順序が非常に重要です。
カードによっては順序が逆になってしまうと発行出来ないものや、カード会社によっては発行出来る枚数に限りがあるものもありますので、戦略的にカードを発行する必要があります。
本日は「どのクレジットカードをどういった順序で発行したら良いか」について詳しくお伝えします。
目次
各社の発行限度枚数と事前に知っておくべきルール
クレジット発行会社によって一度に持てるクレジットカードの数(=発行限度枚数)は異なります。
またアメリカには数多くのクレジットカード発行会社があり、カード発行会社それぞれに独自のルールがあります。
正式には明文化されてはいませんが、様々な人からのフィードバックにより分かっている発行限度枚数と特筆すべきルールは以下の通りです。
発行限度枚数
カード発行会社 | 発行限度枚数 | 備考 |
Chase | 5枚 | ただし例外有り |
アメックス | 4枚 | こちらも例外有り |
Citi | なし | |
Barclay | なし | Arrival+カードのみ例外 |
Bank of America(以下BoA) | 24ヶ月で4枚 |
カード会社のルール
- Chase 5/24ルール
直近24ヶ月で他社を含むクレジットカードを発行出来るのは5枚まで。
つまり最大で持てるChaseのクレジットカードは5枚まで(ただし例外カード有) - アメックス 新しい4つのルール
2017年の夏頃から加わった新しいルール
その中でも初回ボーナスを貰う為に必要な利用金額の達成をギフトカードの購入で行うことは出来ない - アメックス 初回ボーナスに関するルール
初回ボーナスが貰える各カード生涯一度きりなので、初回ボーナス額が高い時に発行すべき
- Bank of America(以下BoA) 2/3/4ルール
BoAの発行するクレジットカードは直近2ヶ月で最大2枚、直近12ヶ月で最大3枚、直近24ヶ月で最大4枚までしか発行できない
自分がどの航空会社、ホテルのマイル・ポイントが欲しいかを分析しよう!
出来る限りのマイル・ポイントを獲得したいですが、上記のルールや駐在期間などにより発行出来るカードは限られると思います。
なので自分の現在の保有マイル・ポイント、お住いの地域、好みの航空会社、行きたい旅行先にあるホテルブランドなど、どの航空会社・ホテルブランドのマイル・ポイントが欲しいのかを事前に分析してみましょう!
航空会社を決める場合は自分のお住いの空港から「どの航空会社だったら日本への直行便があるか」「どの航空会社であれば便数が多いか」などがポイントとなってくるでしょう。
ホテルであれば好みもありますが、世界的な規模でどれだけ客室数が多いのかという点も一つの指標になります。
ホテル会社 | 主なブランド | 総客室数 |
マリオット | マリオット、リッツカールトン、シェラトン | 約100万室 |
ヒルトン | ヒルトン、コンラッド、ダブルツリー | 約70万室 |
IHG | インターコンチネンタル、ホリデイイン | 約70万室 |
メイがオススメするクレジットカードとその順序
メイ
※前提としてANA USAカードなどを10ヶ月程使い、ある程度のクレジットカードヒストリーがあるものとします。
1番目:Chase Sapphire Preferred Credit Card
カード発行会社:Chase
理由
Chaseのクレジットカードは他社のカードを含み、24ヶ月以内に5枚以上のクレジットカードを発行出来ないというChase 5/24ルールがある為、まず最初に作るべきカードです。
その中でもChase Sapphire Preferred Credit Cardカードを最初に選んだ理由としては、
- 初回ボーナスが50,000ポイントあり、ポイントをマイルやホテルポイントへ移行できる
- トラベル、レストラン関連での利用で1ドル2ポイント付く
またSapphire系クレジットカードの初回ボーナスは、一度貰ってから24ヶ月以降でないと貰えないというルールもありますので、もしChase Sapphire Reserveを発行したいという場合はそちらを1番目として発行して下さい。
メイとしてはSapphire Reserveは年会費が450ドルと高額で、後でアメックスプラチナを発行する予定がある為、Sapphire Preferred Credit Cardを選びました。
2番目:United Explorer Card
カード発行会社:Chase
理由
Chase5/24ルール対象のクレジットカードであり、初回ボーナスとしてユナイテッド航空のマイルが貰えるからです。
このクレジットカードでユナイテッド航空の航空券を購入すると1ドル2マイル貯まり、預入荷物の手数料(通常25ドル)も家族分含めて無料になります。
またユナイテッド航空のマイルは日本国内でも使い勝手が良く、同じスターアライアンスメンバーのANAが運行する東京から日本全国(沖縄を除く)の往復特典航空券をわずか1万マイルで発券することが出来ます。
初回ボーナスで4万マイルを貰った場合、4往復分の特典航空券が使えるということですね。
またユナイテッド航空のマイルは2019年8月末よりマイルの有効期限がなくなり、無期限となりました。日本のANAやJALのように有効期限切れでマイルが失効するということもありませんので安心ですね。
3番目:Marriott Bonvoy Boundless Credit Card
カード発行会社:Chase
理由
こちらはChase5/24ルール対象ではないと言われておりますが、いつ対象となってもおかしくありません。
初回ボーナスとしてマリオットのポイントが貰え、ホテルのカードを1枚押さえておきたい観点から選びました。
正直発行順序に関しては2番目と3番目は入れ替わっても問題ありません。
バランスとしても、飛行機はユナイテッド航空を使い、ホテルはマリオットというな取り急ぎの形が出来ると思います。
またカード発行1年毎のアニバーサリー特典として無料宿泊特典で35,000ポイントまでで泊まれるホテルの無料宿泊券の特典もあります。
使い方はこちらの記事に纏めてあります。

4番目:アメックスゴールドカード
カード発行会社:Amex
理由
Chaseの次はアメックス系のカードが魅力的なカードが多いです。
アメックスゴールドの初回ボーナスは以下の記事の方法で5万ポイント貰うことが出来るのと、ガソリンスタンド、スーパー、レストランでの利用で1ドル2ポイント貯まり、ポイントもANAを含む様々な航空会社へのトランスファーが可能です。

ちなみに順序としてはアメックスゴールドが先で、アメックスプラチナが後です。そうすれば両方のクレジットカードの初回ボーナスを貰うことが出来ます。
アメックスプラチナを先に発行した場合、アメックスプラチナの特典として「アメックスゴールドを年会費無料で発行出来る」という特典がある為、アメックスゴールドの初回ボーナスが貰えない可能性があります。
5番目:アメックスプラチナカード
カード発行会社:Amex
理由
初回ボーナスで75,000ポイント貰うことが出来、年会費550ドルをペイオフ出来る様々な特典があるからです。
以下の記事に詳しく纏めてありますので、そちらを参照下さい。

6番目:他のアメックスカード
6番目に関しては、番外編です。
アメックスのクレジットカードは1人4枚までしか同時に持つことが出来ないと言われているので、通常この4枚目が最後の1枚となりますが、 メイは上記のように7枚発行出来ています。
なので4枚以上発行出来るのであれば、メイのように初回ボーナスが高い時にデルタ航空のカードとヒルトン系のカード両方の発行が出来ればベストです。
ただ4枚しか発行出来ない場合もありますので、4枚目はデルタかヒルトンのカードの特性を考慮し自分にあったカードを発行をオススメします。
アメックスの各カードの特徴や特典はこちら。

7番目:British Airways Visa Signature Card
カード発行会社:Chase
理由
今のところChase5/24ルールの対象外のクレジットカードだったので後回しにしましたが、是非発行しておきたいカードです。
時期によっては最大10万Aviosの初回ボーナスが貰えます。
ブリティッシュエアウェイズのマイルもユナイテッド航空同様日本国内での使い勝手が良く、同じワンワールドのJALが運行する東京から日本全国(沖縄を除く)の往復特典航空券をわずか12,000マイルで発券することが出来ます。
初回ボーナスで10万マイルを貰った場合、9往復分の特典航空券が使えるということですね。
また自分以外の他人の特典航空券も発行出来ますので親族や友達の特典航空券にも自分のマイルを使うことが出来ます。
8番目:Citi AAdvantage Platinum Select World Elite Mastercard
カード発行会社:Citi
理由
普段アメリカン航空を使われる方は、Chaseのカードを一通り発行した後に発行しても良いかもしれません。
過去最高の6万マイルの初回ボーナスがゲット出来るLimited Time Offerを行っていたので、メイも発行しました。
9番目:AAdvantage Aviator Red World Elite Mastercard
カード発行会社:Barclay
理由
こちらも過去最高の6万マイルの初回ボーナスがゲット出来るLimited Time Offerを行っていたのでメイも発行し、Citiと合わせて12万マイル獲得予定です。
ちなみに他のクレジットカードと異なり初回ボーナスに必要な利用金額というものは無く、カード発行後1ドルでも良いで利用すればボーナスをゲットすることが出来ます。
まとめ
以上がメイがオススメするアメリカのクレジットカードの発行順序になります。
Limited Time Offerなどのタイミングの部分にも影響されますので、全てのこのようにする必要はありませんが、各クレジットカードの特性をしっかりと把握した上で、戦略的にクレジットカードを発行することをオススメします。
アメリカにいる期間も限られている方もいらっしゃると思いますので、自分がどのマイル・ポイントが必要かをしっかりと分析し、出来るだけ多くのマイル・ポイントを獲得しましょう!
貴情報よりAMEX PLTNを初CCとし過日SPG JPから移転完遂。感謝です。一つ質問ですが本CC付帯のAirline fee 200$は機内販売使用可でしょうか。
ご連絡ありがとうございます!
はい、Airline feeに関しては、荷物預け入れ費、アップグレードの他、機内販売でも使用可能です。
宜しくお願い致します。
ありがとうございます。機内wifiで償還ありました。Unitedは機内食販売でお金を取らないクルー(棚卸しをしないのか?)が多く使わせてもらえません。。